
🌿 ストーリー
森の奥深く、朝露に濡れた葉っぱがキラキラ光るその場所で、イエアメくんは生まれました。
彼は普通のカエルではなく、「イエアメガエルの妖精」。
森の静かな時間と、やわらかい日差しから命をもらい、ふわっとした黄緑色の体と大きな目を授かったのです。

生まれたころは、小さなおたまじゃくしの姿。
水面から見える世界はキラキラしていて、葉っぱが揺れる音や水の中を漂う小さな生き物たちの動きにワクワクしていました。
やがて小さな足が生えてくると、水辺の浅瀬へと近づき、初めて空気を胸いっぱいに吸い込みます。
その時から、陸の世界を旅する準備が始まりました。

陸に上がったイエアメくんがまず覚えたのは、木登り。
吸盤のついた手足を器用に使い、するすると高い枝まで登ります。
葉っぱの上はふかふかしていて、そこから見下ろす景色は、まるで森全体を包み込むようなやさしさに満ちていました。
その景色が大好きになったイエアメくんは、「高いところからみんなを見守るのが自分の役目」と心に決めます。
やがて、元気いっぱいで走り回るアカハラくんと出会います。
最初はそのテンポについていけず、少し離れた枝の上から眺めるばかり。
けれど、アカハラくんが疲れたときや困っているとき、イエアメくんはそっと降りてきて「まぁまぁ、ゆっくりしようよ」と声をかけます。
そんなやり取りを繰り返すうちに、2人は大切な仲間となりました。
今もイエアメくんは、森のどこか高い場所から仲間たちを見守り続けています。
のんびり屋でマイペースだけれど、その目はいつも優しく、そして確かな安心感を与えてくれるのです。
📋 基本プロフィール
- 名前:イエアメくん
- モチーフ:イエアメガエルの妖精
- 性格:のんびり・おっとり・マイペース
- 得意:木登り・高い所からの見守り
- 口ぐせ:「まぁまぁ、ゆっくり行こうよ」
- 役割:仲間を落ち着かせる・安全を見守る