介護士の日常– category –
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認知症の人が怒りっぽくなる理由とその接し方
年齢を重ねるにつれ、誰しもが身体や心にさまざまな変化を感じるようになります。中でも認知症は、高齢者本人だけでなく、周囲の家族や介護職員にとっても大きな課題となります。特に、「怒りっぽくなる」「すぐに怒鳴る」「物に当たる」などの行動が見ら... -
認知症の人が「家に帰りたい」と言ったときの対応とは?
「もうそろそろ、家に帰らんと…」「こんなとこにおったらいけん。家に帰らせて…」 介護現場で働く人なら、一度は耳にしたことがある言葉ではないでしょうか。認知症の方がよく口にするこの「帰りたい」という訴えは、単なる場所の移動願望ではなく、もっと... -
👻「たすけてくれ〜」の声 〜深夜の巡回で聞こえた叫び〜
介護施設での夜勤は、日中とはまったく異なる時間が流れているように感じる。館内が完全に静まり返り、わずかな物音や足音が、やけに大きく響く――そんな環境の中で、時折、言葉では説明できない「何か」に出くわすことがある。 あれは、私が夜勤に慣れてき... -
介護保険証の一律交付が廃止へ?現場職員として本当に効率化されるのか疑問
2025年7月28日、厚生労働省が介護保険証(正式には「介護被保険者証」)の運用ルールの見直しを提案しました。 現在は65歳になると、要介護認定を受けていなくても全国の高齢者に一律で保険証が交付される仕組みです。しかし今後は、「要介護認定の申請時... -
認知症のAさんと向き合う日々 〜心を通わせるケアのかたち〜
私たちが認知症の方と関わる中で、もっとも大切にすべきものは何でしょうか? それは「人としての尊厳」と「安心できる環境」だと私は感じています。 この記事では、Aさんという一人の認知症を抱える方との日々の関わりから得た学びを通して、 認知症ケア... -
🕯 ガタン、ガタンの正体 〜介護施設・深夜2時の出来事〜
夜勤という仕事には、日中には味わえない静けさと、どこか異様な気配がつきまとう。それは単なる“夜”という時間帯が持つ雰囲気のせいかもしれないし、あるいは人の「無意識」がふと表に現れる瞬間が、深夜には多く潜んでいるからかもしれない。 あれは、私... -
介護士の世界へ──運送業から転身した理由
もともと、私の仕事は大型トラックの配送ドライバーでした。毎日何百キロも走り、荷物を届ける。正直、体力的にはしんどいけれど、運転自体は嫌いじゃありませんでした。 ラジオを流しながら好きな音楽を口ずさんだり、ふとしたことで独り言をつぶやいたり...
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