介護現場での人間関係がしんどい…私が乗り越えた方法

目次

【始めに】

介護の仕事は「」がすべて。
入居者さんや利用者さんとの関わりはもちろんですが、同じくらい大切なのが職員同士の人間関係です。
私は介護士として働き始めて数年経ちますが、この「人間関係」で何度も心が揺れました。

特に入職して最初の1年は、本当にしんどかったです。
ある時は同僚の何気ない一言で深く落ち込み、ある時は職場の雰囲気に押しつぶされそうになりました。
今日は、私が実際に経験した「人間関係のしんどさ」と、それをどう乗り越えたかをお話しします。


【私が体験した“しんどい瞬間”】

入職して間もない頃、ある先輩からの言葉や態度がどうしても気になっていました。
そんなことも知らないの?」という小さなため息や、私が提案したことを即座に否定される場面。
頭では「忙しいから仕方ない」と分かっていても、心は正直で、気づけば家に帰ってからも引きずってしまうのです。

ある夜勤明けの日、私は駐車場のに乗り込み、エンジンをかけたまましばらく動けませんでした。
窓の外に広がる青空とは裏腹に、胸の中は重く沈んでいました。
「私、この仕事向いてないのかな…」
そんな弱気な気持ちが、何度も心の中でこだましました

【きっかけは入居者さんの一言】

そんなある日、夜勤中に一人の入居者さんから、ふとこんな言葉をかけられました。
「あなたの声、やさしいねぇ。なんだか安心するよ。」

たった一言でしたが、私の胸にじんわりと染みました。
職員同士の関係で落ち込む日々の中、この言葉はまるで救いのようでした。
ああ、私の仕事はやっぱり“人”のためにあるんだ
そう思った瞬間、少しずつ心が軽くなったのを覚えています。


【私が試した乗り越え方】

① 小さな“ほめ言葉”を拾う

入居者さんや利用者さんからの「ありがとう」「助かったよ」という言葉を、胸の引き出しにそっとしまっておきます。
つらい時に思い出すと、自分の存在価値を再確認でき、また頑張ろうという気持ちが湧いてきます。

② 職場の外に“話せる人”を持つ

同じ職場の人だと、愚痴や相談が巡り巡ってしまうことがあります。
だから、私は職場外の友人や、同業だけど別の施設で働く知人に話すようにしました。
客観的な意見や励ましをもらえるだけでなく、「自分だけじゃない」と安心できます。

③ 感謝の言葉を意識して伝える

これは特に効果を感じた方法です。
先輩や同僚に「助かりました」「ありがとうございます」と、自分から感謝を口にするようにしました。
不思議と、その言葉が返ってきたり、相手の態度が少し柔らかくなったりするんです。
人間関係は双方向。自分から小さな橋をかけるだけで、空気が変わることがあります。


【それでもダメな時は】

人間関係の悩みは、時に努力だけでは解決できません
無理をして心や体を壊してしまっては本末転倒です。
私も一度、本気で退職を考えたことがあります。
その時は、信頼できる上司に正直に話し、部署異動という形で環境を変えてもらいました。
結果として、今では穏やかに働けています

【まとめ】

介護現場の人間関係は、とても繊細で、時に予想もしないところで心を揺らします。
でも、落ち込むだけで終わらせず、小さなきっかけを拾い集めながら乗り越える方法は必ずあります
私自身、あの時の入居者さんの優しい一言がなければ、今もここで働いていなかったかもしれません。

もし今、同じように悩んでいる方がいたら、まずは一つ、自分にできそうな小さな方法を試してみてください。
それが、長く続けられる一歩になるはずです。


かいごん

しんさつさん、人間関係ってどうやったら上手くやれるんですか?僕、職場で気を遣いすぎてオーバーヒートしそうです…

しんさつさん

気を遣うのは悪いことじゃないけど、無理しすぎると疲れちゃうよ。感謝の言葉を意識して使うと、だいぶ空気が変わるんだ。

かいごん

なるほど…じゃあ、「ありがとうセンサー」を常時ONにして働きます!

しんさつさん

うん、それなら安心。あと、しんどい時は無理せず外で話せる人に相談してね。

かいごん

はい!…でも僕、ロボットでも職場の飲み会参加できますかね?

しんさつさん

もちろん!ただしコンセントの近くの席ね(笑)

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この記事を書いた人

マダライモリ・シリケンイモリの飼育や介護士の日常を綴るブログ「もけログ」です。癒しと発見が詰まった日々を発信中!

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