今回は、マダライモリの幼生飼育に実際に使用している飼育用品、株式会社スドーの「サテライトL」をご紹介します。
サテライトLの特徴
- 最大幅26cm・容量約2リットル
- ワイドな設計で、仕切り板を使えば最大3室の飼育空間を確保
- 30cm水槽にも設置可能
- 魚の稚魚やベタ、シュリンプなどの飼育にも対応
- 水がゆっくり循環する設計で、水合わせにも最適
サテライトLのしくみ
サテライトLは、メイン水槽の外側に取り付ける「外掛け式の多目的飼育ボックス」です。
エアーポンプで空気を送ると、メイン水槽の飼育水がボックス内を循環し、酸素をたっぷり含んだ水が常に供給されます。ボックス内の水温・水質もメイン水槽とほぼ同一になるため、保温設備やフィルターが不要で省スペースです。
さらに、仕切り板を使えば最大3部屋に分けて飼育が可能なので、サイズや種類ごとに分けて管理するのに最適です。
マダライモリの幼生飼育に最適な理由
私がこのサテライトLを選んだ一番の理由は、水質の安定性です。
メイン水槽には生体を入れず、水量の多さで水質の変化を緩やかにし、外掛けフィルターで循環させています。サテライトLはそのメイン水槽から水を引いて使うため、非常に安定した水環境を維持できます。
水換えがとても楽
1週間に1回、メイン水槽の水だけを全て交換し、サテライトLの水はそのまま。新しい水が自然にサテライトLへゆっくり流れることで、生体への負担も軽減されます。
この構造によって、自動的に「水合わせ」状態が作られ、生体のストレスも減ります。
大きな水槽で育てればいいのでは?
実はそれ、間違いです。 マダライモリの幼体は非常に繊細。複数を同じ空間で育てると、共食いや誤って噛みつく事故が発生します。
サテライトLなら仕切り板で1匹ずつ分けて育成可能。さらに、狭いスペースで餌(ブラインシュリンプ)を効率的に食べさせることができます。
飼育のポイント
- ブラインシュリンプが空間に密集するため、幼体が自然と口にする環境に
- 大水量の恩恵で水質悪化がしにくく、安定した育成が可能
- 仕切り板で複数個体の個別管理が可能
- 週1回のメンテナンスで簡単な水換え
- 底に沈んだ汚れはスポイトで吸い取るだけでOK
まとめ
サテライトLはマダライモリの幼体育成において、非常に優れた環境を作ることができます。
水質管理、餌の与えやすさ、飼育のしやすさ。どれをとっても高いパフォーマンスを発揮します。
これからマダライモリの幼生を飼育したい方には、ぜひおすすめしたい飼育用品です。
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